2023-03-10 掌上の湖水より 詩 掌上の湖水より 湧きて立つ遍あらゆる懈怠たち 郷土なき返照に向け 悲あわれ昏くらく滲透していく 錆色の水滴と汝きみの开その索漠は 落魄した神秘に映る 剰え竈へ焌くべる ものの无なき 明るみの虚妄春三月