2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月に読んだ本

・遠藤功:ガリガリ君の秘密―赤城乳業・躍進を支える「言える化」(日経ビジネス人文庫).日本経済新聞出版社,2019.・木村敏:異常の構造(講談社現代新書).講談社,1973.・安藤百福:私の履歴書―魔法のラーメン発明物語(日経ビジネス人文庫).日本…

自精

無何有自より精の、 有漏、有漏、有漏。 イェイツみたいな夜。 空は曇り精の、 烏有、烏有、烏有。 フロイトみたいな夜。 陽燃館は欺瞞の尖塔。 尋香城は錯認の糞壤。 紮しばられて、 生まれて来る朝。

双めきと夜窓―囲世界燈試論

汝きみが寐貌ねがおの淪しずみ徃ゆく 月なも惛くらき夜の底方そこい 爛焉らんえんたる咮くちばしに啄ついばまれ 赩あかき燄ほのおの滲むらむ 猥雑なる小部屋に胞え乱れ 慈雨降り頻しく書や書の灰や 悲あわれなる傾眠の掌てへ置かれ伏し 歍ああ…… 御盞みけに…

私達の羊へと還ろう

淋しげな為人キャラクターと彳ゆきつ亍もどりつし 私達の歩調をなも狂わせる点滅ガス・ライティング 両ふたつの窓にさえ眩惑の微瀾へと 恠誕あやめき立つ汝キミは 佯さまよえる 噫ああ 朒ししと羽搏く曐ほしの羣むれに 旋回を歇やめぬ引蛾なりし明滅よ 唯た…