2023-07-11 短歌 短歌 都奇つきと書く 街に瑰くすしき真澄鏡まそかがみ 住み古りてなお待ち遐どおし汝きみ 星天降あもる 微冥ほのぐらき河うち照らす月魄つきしろは无なし。今し二人は さようなら 朝明あさけにくらし海族いろくづのふたり相あい離さり余香漾ただよう。 たやすくは信ずまじ、たやすくは愛すまじ。グラシアンの謂いいし言 ささめごと 黝あおぐろき牖まど透とおり来てレイヨニスムの夢を染め著つく 歪みある珠の滴り堕つる比ころ、映り入る世界こそ淋しき