2023-12-10 短歌 短歌 黒鳥のわがもとへ来て罵れる声ごえの濁だみ機械さびめく あわあわと水鳥なける闇黒淵やみわだの水みの面もにうつる余われ消えななむ 罔両うすかげの濃こまやかなりぬ街の燈ひのわが背そびらより来て逝ゆける逐おう やわらかき墓羣はかむら竝ならぶ斎ゆ庭にわにも灰白色の林学者彳たつ 冷たさの明るみのあるあのあたり玻璃がらす戸どの朝清さ庭にわ暗澹