短歌

黒鳥のわがもとへ来て罵れる声ごえのみ機械さびめく

あわあわと水鳥なける闇黒淵やみわだにうつるれ消えななむ

罔両うすかげこまやかなりぬ街ののわがそびらより来てける

やわらかき墓羣はかむらならにわにも灰白色の林学者

冷たさの明るみのあるあのあたり玻璃がらすの朝にわ暗澹