2023-07-28 背日性の暮し 詩 真昼に天降あもる最闇黒 我惟あもうとは言えずに消ゆ 束の間の羽搏き 踆烏の流景ひかりあり 爾きみの御胸に貪る最微瀾 久遠の幽壙すまいに魔業まじわざの私言ささめき ふぃん・で・しえくるの咒文かしりあり 秘蹟しるましは腐爛 蝙蝠かわほりの竪子こ訪といて猶お尋きけらくに 原身振りに示現せし頽落は既はやく想畢みおえたというに 什麼などて未だ私房へやに爾きみや遍満せむ 百歳の花を愛でたく蜜を吸い 真昼を蔽え万丈の翅